EPSONさんの高級プロジェクター”EH-LS300B”を購入。
明るさを確認したところ、ANSIルーメンでなくルーメン表記になっていました。
アレ?と思いググってみたら、いろんな事がわかったのでまとめてみました。
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ルーメンとは
明るさを表現する単位で、数字が大きくなるほど明るい。
SIにおいて1ルーメンは、「全ての方向に対して1カンデラの光度を持つ標準の点光源が1ステラジアンの立体角内に放出する光束」と定義される。
lumenはラテン語で「昼光」を意味する語である。人名に由来する名称ではないので、単位記号は全て小文字である。ルーメンという単位は1925年に作られたが、当時の定義は古い光度の単位である燭に基づくものであった。1946年、国際度量衡委員会 (CIPM)は新しい光度の単位・カンデラ(当時の名称はブージ・ヌーベル(新燭))の導入を決議し、ルーメンもカンデラによる定義に改められた。当初は古い定義によるルーメンとの区別のために「新ルーメン (new lumen)」と呼ばれていた。
引用:Wikipedia
なるほどという感じですが、まだイマイチピンと来ないですよね。
ANSIルーメンとルーメンはどう違うのか?
こういう記事を見つけました。
「ルーメン」は明るさを表す単位で、
「ANSI」はAmerican National Standards Instituteの略で米国国家規格協会が定める規格で日本のJIS見たいなモンです。で「ANSIルーメン」はANSIで厳格に決められたテスト条件下で投影された画面の明るさを平均した数値指標であり、ANSIの付いてないルーメン表記は投影距離や測定位置が一番有利になる部分最大値である可能性が高いので数字の大きさだけでは比較できない表記であると思います。
引用:価格ドッドコム
数値を決める条件が、ANSIルーメンの方が厳格に決められているんですね
ANSI Lumenとは
先ほどの内容と重なりますが、ANSI ルーメンは厳格に決められた計測方法で求められた値なので信頼ができ比較できる。
ルーメンだけの表記だと、有利な測り方の最大値を表記している場合が多くあまり参考にならないこということですね。
わかりやすく説明されている記事を見つけましたので、掲載させていただきます。
ANSIルーメンとは?
ルーメンが明るさを表す一般的な単位と説明しましたが、プロジェクターの明るさの単位には【ANSIルーメン】というものがあります。ANSI(アンシ)とはAmerican National Standards Instituteの略で米国国家規格協会が定めたプロジェクターの規格です。投影面を9分割した場合の明るさの平均になります。
引用:SANWAダイレクト
この【ANSI】とついてないルーメン表記の場合、性能上の最大値であったり、一部だけ明るいなどという可能性があります。
明るさの単位 ANSIルーメン
プロジェクターの明るさを示す単位は、アメリカの規格協会であるANSI(American National Standards Institute)が定めたANSIルーメン(lm)が国内でも標準的に使われています。一般的には、単に「ルーメン」と呼んだり表記したりしています。
投写⾯を縦横3×3の9分割にし、各中心部の明るさを計測して平均照度(lx)を出します。それに投写⾯の⾯積(㎡)を掛けたものがANSIルーメンです。ANSIルーメン(lm)= 平均照度(lx)× 投写⾯積(㎡)
このANSIルーメンは、2000年前後から国内メーカーのカタログ表記等で統一されるようになりましたが、それ以前は計測方法などにバラつきがありました。
引用:プロジェクターの明るさ選び【保存版】
ANSIによる計測方法
プロジェクタの光源の発する光束の計測方法がANSIによって定められている。投影面を縦3×横3の9分割にし、それぞれの面の平均照度(単位 ルクス (lx))を計測する。それに投影面の面積(単位 平方メートル (m2))をかけて光束を求める。であるので、ルクスに平米を掛けるとルーメンになる。この計測方法で求められた光束のルーメン値を特にANSIルーメンと称する。
引用:Wikipedia
かなり専門的ですが、ANSIルーメンが信頼できるということはよく分かります
プロジェクターの場合
私の考えですが、明るさ(ANSIルーメン)はプロジェクターを判断する時の重要項目のひとつだと思っています。
プロジェクターのメインの判断基準と言っても過言ではありません。
プロジェクターの明るさが明るくなればなるほど、だいたい画質や機能もハイスペックになるので目安にしやすいです。
>てんこもりらぶさん
プロジェクターの場合は均一にどの部分でも同じ明るさである必要はありますが、ルーメン表記の場合は性能上の最大値であったり、一部だけ明るいなどという可能性がありますから、そのためにANSIルーメンという表記の仕方があるのですが、ANSIルーメンは投写面を縦横3×3の9分割にし、各中心部の明るさを計測して平均照度(lx)を出します。それに投写面の面積(㎡)を掛けたものがANSIルーメンです。
ルーメン表記もANSIルーメンも高いからと言って、明るくてきれいな映像で見れるとは限りませんから、ルーメン表記とANSIルーメンにこだわるのではなくて、どちらも購入する際の目安と考えるべきです。
また、明るさはスクリーンゲインによっても、明るさ感が変わりますし、プロジェクターは外光の影響を受けるから、部屋を暗くしないと薄ぺらな映像になってしまいます。
プロジェクターの方式には現在は「液晶方式(3LCD方式)」「DLP方式」「LCOS方式のプロジェクター」がありますし、ランプ光源も「水銀ランプ(UHE)」「LED」「レーザー」とあります。
LEDランプ使用のものには、白い画面とはならずに青みがかって見える機種もありますから、要注意です。
プロジェクターを初めて買われるのでしたら、特定の機種だけを候補にするのではなくて、プロジェクターの方式にランプ光源なども含めて、いろんな機種を比較検討なされたほうが良いかと思います。
また、国内メーカなら、アフター面でも良い場合がありますから、安心かと思います。
それと、プロジェクターの方式、ランプ光源、そして、スクリーンゲインによっても明るさ感に映像などが違って見えたりもしますから、プロジェクターもオーディオと同じで、カタログ上での数値はどんなに良くても実際の映像では違って見えることのほうが多いのですから、出来るならば、店頭でいろんな機種を見比べるのが良いかと思います。
店頭で比較することが出来ないのであれば、ネットなどでの実際に買われた方たちのレビューなどを参考にされるのも良いでしょう。
引用:価格ドッドコム
必要な明るさの目安
小さい会議室なのか大きな会議室やホールなのか、部屋の大きさによって目安となる明るさを紹介しているWebサイトやカタログ上の情報がありますが、これは必ずしも「大きい部屋=明るいプロジェクター」ということではなく、スクリーンの大きさ(投写面積)によってプロジェクターの明るさを検討するということです。
プロジェクターの明るさの目安は、次の計算式で求めることができます。
プロジェクターの明るさ(lm) = 投写面輝度(cd/㎡)× 投写面積(㎡) × 円周率 ÷ スクリーンゲイン ※スクリーンゲインとは
引用:プロジェクターの明るさ選び【保存版】
スクリーン生地の反射特性を数値で示したもので、標準拡散反射板と呼ばれる測定用の白色板に光を当てた時の輝度を1とした時のスクリーン生地の輝度比率。
いろんな方の意見を聞くのは重要ですね
明るさの単位は3種類
更に、かなり詳しく分かりやすく掲載されているサイトを見つけました。
特に写真で比較してあるので、非常に分かりやすいです。
英語サイトなのでGoogle翻訳しました。
明るさの標準的な単位であるルーメンは、3種類の明るさすべてで使用される
LEDルーメンと光源ルーメンをANSIルーメンに変換する方法 異なる単位をANSIルーメンに戻す方法
一般に、1,000個のLEDルーメンは417個のANSIルーメンに変換されます(LEDルーメン値÷2.4 = ANSIルーメン。変換率は、製造元が公表している数値に基づいています)。
1,000個の光源ルーメンは60ANSIルーメンに変換されます(光源ルーメン値x 0.04〜0.06。正確な変換率は、各メーカーのプロジェクターのLCDパネルの効率によって異なります)。
How to Convert LED Lumen and Light Source Lumen to ANSI Lumen
How to Convert Different Units Back to ANSI Lumens
In general, 1,000 LED lumens converts to 417 ANSI lumens (LED lumen value ÷ 2.4 = ANSI lumens; the conversion rate is based on the manufacture’s publicly disclosed numbers).
1,000 light source lumens converts to 60 ANSI lumens (Light source lumen value x 0.04 to 0.06; the exact conversion rate depends on the efficiency of the projector’s LCD panel for each manufacture).
引用:BenQ Knowledge Center
この画像を見ると一目瞭然、ANSIルーメンが1番明るいですね
エプソンさんのルーメン表記について
”エプソンさんでは、ANSIルーメン表記されていない” という同じ疑問は、Yahoo知恵袋 でも。
xbt********さん2020/8/20 23:59
プロジェクター の明るさ、「ANSI ルーメン」と、「ルーメン」の違いが良く分かりません。
プロジェクター の明るさ、「ANSI ルーメン」と、「ルーメン」の違いが良く分かりません。 私の持っているプロジェクターと同等かそれ以上の明るさのプロジェクター が欲しいのですが、 最新のプロジェクターは 「ANSIルーメン」で記載されているものが多く、 私のプロジェクター は「ルーメン」で記載されています。 少し調べたところ、「ANSIルーメン」とは、投影映像の平均の明るさで、 100ANSIルーメンくらいだと少し暗いが、300ANSIルーメンなら、部屋を暗くすれば十分だと、 分かりました。 私のプロジェクター も、4000ルーメンで、部屋を暗くすれば十分です。 ということは、300ANSIルーメンくらいのものを選べば良いのでしょうか?
ads********さん2020/8/21 0:56
元々の単位の意味としてルーメンとは、光源から出る光の総量みたいなイメージ それに対してANSIルーメンは、アメリカの賢い人がプロジェクターの明るさ性能規格を考えたもので、プロジェクターから照射される光の総量みたいなイメージ エプソン等の大手メーカーは単なるルーメン表記だが、これはプロジェクターの性能表記としてルーメン=ANSIルーメンというのが浸透したという判断によりANSIを省いているだけで、実質的にはANSIルーメンに相当する数値になっている それに対して中華プロジェクターで単なるルーメン表記のものはは搭載している光源の光の総量を記載している可能性が高い それらはANSIルーメンにすると数分の一になってしまう 中華プロジェクターを取り扱う業者はそこら辺を知りながら敢えて誤認させるような形で商売をしている どのくらいのANSIルーメンなら実用に耐えるかというところだが、10年くらい前の高級ホームシアタープロジェクターは実際の使用時の明るさとしては100〜300ANSIルーメンくらいだったし、それくらいあれば十分使えるよ ただ、DLPを使っているプロジェクターは大抵スペック表記の6〜8掛けくらいの明るさしか出ないから少し高めのやつをチョイスした方が良いかな
引用:Yahoo知恵袋
なるほど
まとめ
エプソンさんがルーメン表記(ANSIルーメンでなく)の件をまとめると、日本では明るさの単位をANSIルーメンで表記するのが一般的になってきたので、大手メーカーであるエプソンさんはANSIであることは当然の事とし、ANSIを省きルーメンだけの表記になっていると想像します。
それと、プロジェクターにとって明るさはとても重要だと思いますが、ルーメンだけでなく解像度や色、機能など総合的に判断する必要がありますね。
そして、先日購入したEPSONさんの高級プロジェクター”EH-LS300B”は、なんと3600ルーメン(ANSIルーメン) なんです。
そのうえ短焦点のプロジェクターなので近距離で大画面が実現しています。
投影する壁際のテレビ台ローボードに置いて投影できるため、前を通って画像を遮ることもありません。
高級感のある見た目もカッコ良いし、画像も色も鮮明でキレイなのでとても気に入っています。
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