ダイアナ妃の映画なので描かれる期間が長いと勝手に想像していたのですが、この映画『スペンサー』は、クリスマスのたった3日間を描いた映画（ファンタジー）です。
映画 Spencer『スペンサーダイアナ妃の決意』
ダイアナ妃とチャールズ皇太子の夫婦間は冷え切っているが離婚はまだしていない時、クリスマスの恒例行事であるロイヤルファミリーと過ごす3日間、ダイアナ妃の心境を叙情的に極めて繊細に描かれている寓話。
1991年、クリスマス。
『スペンサーダイアナ妃の決意』公式サイト
英国ロイヤルファミリーの人々は、いつものようにエリザベス女王の私邸サンドリンガム･ハウスに集まったが、例年とは全く違う空気が流れていた。
ダイアナ妃とチャールズ皇太子の仲が冷え切り、不倫や離婚の噂が飛び交う中、世界中がプリンセスの動向に注目していたのだ。
ダイアナにとって、二人の息子たちと過ごすひと時だけが、本来の自分らしくいられる時間だった。
息がつまるような王室のしきたりと、スキャンダルを避けるための厳しい監視体制の中、身も心も追い詰められてゆくダイアナは、幸せな子供時代を過ごした故郷でもあるこの地で、人生を劇的に変える一大決心をする。
「本作品は、女王にならずに自分のアイデンティティを確立しようと決意した一人の女性の物語です。
パブロ・ラライン『スペンサーダイアナ妃の決意』公式サイト
サンドリがむで過ごすクリスマスという非常に短い期間のダイアナの葛藤と、最終的に自分のためだけではなく、子どもたちのためにも自由を確保するまでの過程を描きたいと思いました。
このプロセスは、ダイアナの障害の本の一部かもしれませんが、彼女の人生を大きく変えた時間だったと言えるでしょう。
そしてこの決断こそが、ダイアナの美しき遺産の象徴であり、彼女の正直さと慈悲深い功績は今も唯一無二のままなのです」
原題：Spencer
監督：パブロ・ラライン
製作国：イギリス、アメリカ、ドイツ、チリ
言語：英語
長さ：117分
日本劇場公開：2022年10月14日
見どころ
精神的に追い込まれているダイアナ妃の叙情詩の様な映画なので、辛い感じのまま淡々と進行するかなり暗い（辛い）映画なのですが、映像的にとても美しいので見どころは多い。
✔️クリステン・スチュワートが美しすぎる
ダイアナ妃もクリステン・スチュワートも、そもそも美しいのですが、劇中のダイアナ妃を演じるクリステン・スチュワートは、見惚れるほど美しい（特に悲しい顔が美しすぎて辛くなるほど…）
✔️王子たちといるダイアナ妃
切ないストーリーの中で、王子たちと過ごす時間は唯一の心温まるとき
特に、夜中に３人で遊ぶシーンはとてもリアルに感じた（ファンタジーかもしれないが‥）
✔️英国王室のクリスマスの習慣
歴史的に受け継がれた習慣だと思うのでディスってる訳ではありませんが、奇妙に見える習慣が興味深い
✔️英国王室の食習慣
ロケーションや建物、インテリアが素晴らしく、その中での英国王室の食事・食材・食習慣も映画のポイントの一つになっている
✔️ファッション
衣装はCHANELが制作
ダイアナ妃のファッションが素敵でとにかく美しいのは言うまでもないが、ダイアナ妃の素朴な振る舞いと美しさが重なると、グッとくるものがある
✔️実在する人物に忠実
ダイアナ妃の歩き方や首の傾け方など生写しでしたが、ロイヤルファミリーもかなり実在人物に寄せられている
実話に基づくファンタジーなので、どの部分がファンタジーか気になるところです
英国王室のドラマ『クラウン』
ダイアナ妃は英国王室のドラマ『クラウン』にも登場していますが、『クラウン』では結婚前から登場するので、若く可愛いダイアナ妃も観れる。
『クラウン』は、エリザベス女王の人生を描いたドラマシリーズです。
詳しくは関連記事から
関連記事：
Netflix『ザ・クラウンThe Crown』エリザベス女王の伝記ドラマシーズン５は？
まとめ
どこまでが実話かわからないが、ダイアナ妃の苦悩からくる奇異な行動と、当然のごとく進行していく英国王室の習慣が、相反しているようで背中合わせ的に近い気がした。
とても人間らしく丁寧に描かれていて、とても良い映画だと思います。
豪華なドレスを着てうづくまっている映画のイメージ写真が辛すぎる
(´･Д･)
本ページの情報は2022年10月時点のものです。最新情報は各サイトにてご確認ください。
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